Je veux

英語では I want

考えてみた、私が何になりたいのか、なにがしたいのか。

まず、この1年で一番大きく変化したこと。
それはやっぱり大学入学
しかも、幸いなことに、第一志望校に、現役で。

それはなぜか?
それは。
やりたいことのできる学校を探し、それに邁進したから。

高3の夏、あるミュージカルがきっかけで演劇を志すようになり、
演劇学の学べる今の大学へ。
別に私立でもよかった。
でも、私立だとお金がかかる。
妹が私立高校に通い、ゆくゆくは私立の4年制音大への進学を希望している。
家庭は幸せなことにお金がある方で、きっと私が私立大学へ行っても何も言わなかったでしょう。
でも、やっぱり長女としては迷惑かけたくなかった。
それに、ちょっとは国立ってところにこだわったんかもしれない。
進学校と呼ばれる高校にいて、意識してないことはなかったから。

とにかく、将来のために、自分のために、勉強するために、今の大学を受験し、奇跡的に合格。
浪人することもなく、しかも最近では希望通り演劇学研究室への配属も決まりました。

ただ、この1年間、何をしてきたんやろうか?

ひたすら、ダンスに追われてただけじゃないかな。
月1回演劇を観る、映画は月2本以上、本は月4冊、CDは月アルバム4枚以上…
そう決めたノルマも、お金がないということで果たさず、
結局すべてダンスに消えていった。
時間も、考えてることも、すべてダンスに染まっていった。

勉強は後期には慣れもあり、ほとんど気合が入らず。
追い詰められてやっと勉強しだしたフランス語なんか、
クラスでもかなり下位。
英語も「なんとかなる」と、ろくに勉強もせずテストに望み、
問題運のよさに救われる始末。

勉強するために大学に入ったのに。
学生の本分を忘れてる。
ダンス優先、何でもダンス、ダンス。
バイトも社会勉強ややりがいのためじゃない、ただお金が必要だから。
生徒はかわいいけど、やっぱり、お金が必要だからやってる。
それも、ダンスが大きく理由になってくる。

優先順位がおかしかった。
だって、バンド活動も全くしてない。
大学生になったらいっぱい曲が書ける!って思ったのに、
1曲も作らんどころか音楽を忘れかけてた。
歌わなさ過ぎて喉は閉まり、絶対音感が薄くなってた。

演劇と音楽の融合の可能性…
それをつきつめるために、大賭けしてこの大学受けて、入学したはずじゃ?
浪人しようが何しようが、この大学で演劇学やる!って決めて、
滑り止めひとつも受けずに崖っぷちで望んだ受験。
忘れてない?
消えかけてない?

自分の始めたことで、自分のやりたかったことを圧迫してた。
両立できる、なんて高くくくって、結局何もできてない。
ダンスも結局中途半端。

実は、最近腰がかなりヤバイ。
誰にも言ってないけど、骨自体痛いときがある。
もともと筋肉性の腰痛のはずが骨に来てるってことは、
側わん症が悪化してる証拠。
たまに朝立てなくて、電車でうずくまることもある。
それぐらい体を酷使してた。
しんどい割に遊ぶの我慢しないからね…苦笑


これから、どうするのか。
どうしたいのか。

最近、また音楽への熱意が出てきた。
歌うのもいいけど、製作のほう。
CMとかドラマの音楽、芝居のBGMとか。
人よりいい耳もらったんやから、生かしたいな、って。

特に、演劇に音楽を取り入れたい。
新しいスタイルも開拓したいし、融合させて新しい可能性を探りたい。
どっちもが主役、そういうジャンルを拓いていきたい。


今の私にはそれができそう?


平日は朝7時に家を出て、夜11時過ぎに帰ってくる生活。
休日はバイト、スタジオ、それか試合。

いつピアノ触る?
いつ曲作る?
どうやって芝居観るお金出す?

こんな考えおかしいんかもしれん。
彼に嫌がられてるからでしょって思われるかもしれん。

でも、ダンスをやめればとりあえず楽になれる。
時間的にも、金銭的にも、体力的にも。
貯金するはずが逆に赤字だなんて、ちょっとね…

将来歩けなくなるのはいやで、腰をこれ以上痛めたくはない。
たくさん寝て自分で料理もしたい。
ピアノにもっと触りたい、もっと生の芝居を観たい。

ダンス、やめるのも悪くないかも。
ひとつの道筋なんかもしれん。
やめたい、というか、ひとつの可能性として。

今も大事やけど、将来ももっと大事。
今よりずっと長い時間が関わってくる。

それを、目先のことでつぶしてしまっていいんやろうか?
勉強しない、そんな大学生活でいいんやろうか?

ちょっと、深く考えよう。
相手のいる競技やからそう簡単には結論出せたりするもんじゃないけど、
でも、もうちょっと真摯に考えんと。

私が何になりたいか、何を一番したいか、それを考えよう。