10月12日、オレステスを観劇してきました。
オレステス
@梅田芸術劇場シアタードラマシティ
原作:エウリピデス
演出:蜷川幸雄
出演:藤原竜也、中嶋朋子、北村有起哉、吉田鋼太郎、香寿たつき、ほか
まず舞台が始まって驚いたこと。
それは、舞台上に雨が降ること!!
照明や音響のみで、ではなくて、
本当に雨が降ってるんです!
役者はもちろん、舞台もずぶ濡れ。
音は立つし、少し冷気さえ感じるほどでした。
それでもつぶれない役者の声、
(中嶋さんはちょっとのどの調子がよくなさそうだったけど。)
止まらないストーリー。
やっぱりプロは違うな、と痛感。
ギリシャ悲劇で、憎悪と愛情にうずまく物語。
友情とか倫理観とか、いろんなものに踏み込んだ物語だったと感じました。
ただ、最後の全ての解決の仕方がなぁ…
ギリシャ悲劇独特、というか特有の終わり方なんですが、
最後に神様が出てきて全てを丸くおさめてしまうんです。
それが、あまりにきれいにまとまるものだから
「今までの物語は一体…?」って言いたくなるくらい。笑
でも、最後のシーンは印象的でした。
蜷川さんが、現在の世界情勢の不条理さを責めているかのような。
平和であることがいかにすばらしく、そしていかに難しいことであるのか…
それを考えさせられたラストでした。
席は後ろから3列目の端の方…
ってことでちょっとがっかりしてたけど、
逆に普段見えない舞台効果を見れたのでよかった
印象深かったのは、コロスという集団。
ギリシャ悲劇には欠かせないそうで、
老人、女性、ある職業、などとその話に合わせていろんなコロスがいます。
今回は戦争で夫や恋人、兄弟を亡くした女性たち。
物語の初めから終わりまでずっと舞台上にいます。
今までに見たことのないコロスの群劇のような様を見て、
鳥肌が立ちました…
これが演劇かぁ、って思わず唸りそうになるくらい。
いい意味で、すごくショックでした。
今までの演劇とは違う何かを得た気がします。
すごくいい勉強でした。
あと、藤原竜也の背中がステキでした。笑
次は、長塚圭史演出のイヌの日を見ようかなぁ?
オレステス
@梅田芸術劇場シアタードラマシティ
原作:エウリピデス
演出:蜷川幸雄
出演:藤原竜也、中嶋朋子、北村有起哉、吉田鋼太郎、香寿たつき、ほか
まず舞台が始まって驚いたこと。
それは、舞台上に雨が降ること!!
照明や音響のみで、ではなくて、
本当に雨が降ってるんです!
役者はもちろん、舞台もずぶ濡れ。
音は立つし、少し冷気さえ感じるほどでした。
それでもつぶれない役者の声、
(中嶋さんはちょっとのどの調子がよくなさそうだったけど。)
止まらないストーリー。
やっぱりプロは違うな、と痛感。
ギリシャ悲劇で、憎悪と愛情にうずまく物語。
友情とか倫理観とか、いろんなものに踏み込んだ物語だったと感じました。
ただ、最後の全ての解決の仕方がなぁ…
ギリシャ悲劇独特、というか特有の終わり方なんですが、
最後に神様が出てきて全てを丸くおさめてしまうんです。
それが、あまりにきれいにまとまるものだから
「今までの物語は一体…?」って言いたくなるくらい。笑
でも、最後のシーンは印象的でした。
蜷川さんが、現在の世界情勢の不条理さを責めているかのような。
平和であることがいかにすばらしく、そしていかに難しいことであるのか…
それを考えさせられたラストでした。
席は後ろから3列目の端の方…
ってことでちょっとがっかりしてたけど、
逆に普段見えない舞台効果を見れたのでよかった
印象深かったのは、コロスという集団。
ギリシャ悲劇には欠かせないそうで、
老人、女性、ある職業、などとその話に合わせていろんなコロスがいます。
今回は戦争で夫や恋人、兄弟を亡くした女性たち。
物語の初めから終わりまでずっと舞台上にいます。
今までに見たことのないコロスの群劇のような様を見て、
鳥肌が立ちました…
これが演劇かぁ、って思わず唸りそうになるくらい。
いい意味で、すごくショックでした。
今までの演劇とは違う何かを得た気がします。
すごくいい勉強でした。
あと、藤原竜也の背中がステキでした。笑
次は、長塚圭史演出のイヌの日を見ようかなぁ?